地域:東京23区
出展内容
QOL(生活の質)を定量的に測り、可視化することは、心身の状態把握だけでなく改善にもつながるものと考えられる。伴奏AIはスマートウォッチ単体で動作し、ユーザ属性や教師データを必要とせず、装着するだけで心拍数のパターンを分析し、心身状態を評価する。結果は可視化や通知として提示され、行動変容を促すことができる。このSafe-W®は世界的にも類を見ない新技術である。
評価の対象は「集中」「揺らぎ(ストレス・不調)」「心身バランス(体調)」の三要素。集中が途切れたタイミングを捉え、切替行動を後押しすることで脳疲労を回避し、認知リソースの回復を支援する。不注意によるミスや事故の防止にも寄与する。揺らぎは、従来のストレスチェックでは把握できない日常的なストレスや不調を記録することが可能であり、体調の緩やかな変化も心身バランスから捉えて改善につなげられる。これにより、QOLを多面的かつ客観的に把握し、心身状態と環境や行動の関係を理解する新しい手がかりを提供する。
スマートウォッチ単体で完結するため、インターネット環境を必要とせず、どこでも手軽に利用でき、個人情報も完全に保護される。装着と充電を繰り返すことでAIは日々学習を重ね、健康状態や気候・環境による変化にも柔軟に対応する。評価は健常者モデルとの一律比較ではなく、利用者ごとに個別最適化された基準に基づいて行われる。
さらに、一般的なクラウド上のAIのように利用時間や利用者数に比例してコストが増大することはなく、充電中のデバイスリソースを活用したエッジ学習によって、利用拡大時もコストは一定のまま。過去データの蓄積や可視化、詳細な分析もクラウド連携によって実現できる。スモールスタートから段階的に拡大可能で、組織規模の拡大にもスケーラブルに対応する。また、評価データをクラウドで収集することが可能で、チーム・組織の集合的な視点による分析や性質を客観的に計ることも可能になる。
伴奏AIは、利用者に寄り添い、生活を主役としながらQOLを高めていく存在である。ヒエラルキー型ではなく分散的に個々の課題解決を支えるアーキテクチャによって、これまでにない形のQOL向上ソリューションを実現する。