地域:その他
出展内容
【炭素繊維複合材(CFRP)のプレス加工品】※画像1
軽量かつ剛性の高い炭素繊維複合材(CFRP)は非常に有用な素材である。
しかし、強度の高い難加工材であるため、一般的には切削加工やウォータージェットでしか加工がされていない。
そのため、以下の課題がある。
・非常に加工時間がかかる
・刃具の寿命が短い
・製品歩留まりが悪化する
・積層材のため加工時に繊維の脱落や剥離が生じる
以上の課題からコスト増へとつながり、航空宇宙業界、一部民生品、特注品(レーシングマシンなど)以外への採用が進んでいない。
弊社はベークライトなどの積層材を自社製金型を用いて精密・高速にプレス加工することを得意としており、その技術を応用することで、以上の課題を解決したコストメリットのある製品が実現できる。
【アモルファス合金のプレス加工品】※画像2
アモルファス合金は鉄損が低く、高効率なモーターなどを実現するために非常に有用な素材である。
しかし、高強度なため加工が難しく、また単層アモルファス合金は厚み0.025mmと薄いため切削などは不向きであり、切断加工での加工くらいしかできないが、
刃具の寿命も非常に短いという課題がある
弊社は薄物素材の非鉄金属の加工も得意としており、今回のアモルファス合金についてのプレス加工も可能である。
金型の摩耗についての検証は済んでいないが、自社で金型の設計・製造・メンテナンスが可能なうえ、金型の高寿命化への開発実績もあるので、高精度かつコストメリットのある製品が期待できる。
【マイカ(雲母)のプレス加工品】※画像3
無機材のマイカ(雲母)は、高絶縁体かつ800℃以上の高温でも耐える耐火材のため、樹脂では耐えられない箇所など採用が進んでいる。
近年ではリチウムイオン電池などの類焼防止でも検討が進められている。
しかし、無機材ゆえに脆く、プレスでの加工が難しい。
切削加工やレーザー加工、刃型による打ち抜き加工はある程度は可能だが、以下の課題がある。
〇切削加工
加工自体は可能だが、マイカ材が硬く刃具が低寿命およびCFRP同様に製品歩留まりが悪化
〇レーザー加工
加工内容によってはマイカ材にダメージおよび品質が担保できない恐れがある
〇刃型(トムソン型・ビク型など)による打ち抜き
マイカ材が高強度なため、数回の加工で刃型の破損の恐れがある
以上の課題からコスト増へとつながり、材料自体も比較的高価なため、完成製品のコスト増を招いてしまっている
弊社はベークライトなどの積層材を自社製金型を用いて精密・高速にプレス加工することを得意としており、マイカ材の加工も得意としている。
弊社であれば、以上の課題を解決したコストメリットのある製品が実現できる。